診療科目-泌尿器科

排尿障害

【前立腺肥大症】

男性は年齢とともに前立腺が腫大します。それに伴い頻尿、残尿感、尿の勢いの低下など様々な排尿症状が出現します。

【過活動膀胱】

尿意切迫感を伴う症候群で、通常昼間頻尿や夜間頻尿を伴います。

【神経因性膀胱】

糖尿病、脳血管障害、脊髄疾患などさまざまな要因により排尿に携わる神経が障害を受けることにより発症します。

【腹圧性尿失禁】

骨盤内の臓器を支える筋肉の機能が低下することにより、大きな声を出したり、重いものを持ったりして腹圧が上昇すると尿が漏れてしまう状態を言います。

尿路感染症

細菌、真菌(カビ)、クラミジアといった微生物の尿路への感染により排尿時痛、頻尿、尿道から膿の排出、時には血尿も出現します。

放置すると重症化することがあります。

尿路結石

腎臓で作られた尿の成分が析出して結石となります。結石の場所により腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石となります。

尿路結石の罹患者数は年々増加しています。発症に生活習慣病との関連が示唆されています。

尿管に結石が嵌頓(詰まってしまい、尿管が閉塞)すると疼痛発作が出現し緊急の処置が必要となることがあります。

尿路男性性器悪性腫瘍

【前立腺癌】

前立腺に発生する癌で男性における癌の部位別発生順位、死亡率ともに上位を占めています。早期癌では自覚症状がないため、PSA(前立腺特異抗原)を採血して測定することにより癌のスクリーニングを行います。

【尿路悪性腫瘍】

腎盂、尿管、膀胱といった腎臓で作られた尿が通過する臓器に発生する癌。血尿で発見されることが多いのですが、早期癌では自覚症状が乏しいため進行して発見されることが稀ではありません。最近では健康診断で偶発的に発見される症例が増えています。

【腎細胞癌】

腎蔵に発生する悪性腫瘍。早期癌では自覚症状が乏しいのですが、最近では健康診断等で偶発的に発見される症例が増えています。

【精巣腫瘍】

5歳未満、20歳代後半から30歳代、60歳以上と発症年齢に3つのピークを認めます。無痛性の陰嚢内容の腫れやしこりが典型的な症状です。停留精巣の既往が危険因子です。

夜尿症(おねしょ)

排尿と睡眠が大人型になる5歳以降になっても持続する夜尿を夜尿症と呼んでいます。5歳以降の夜尿の自然消失率は毎年15%程度といわれています。治療は行動療法と薬物療法、それらを組み合わせた治療になります。

男性不妊症

不妊症の約50%は男性に原因があるといわれています。男性不妊症の原因の約90%は造精機能障害で以下精路通過障害、性機能障害、精路感染症の順となっています。

勃起不全(ED)

満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、維持できない状態をいいます。心因性、器質性、混合性の3つに分類されます。治療の第一選択は内服治療です。

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